遠距離で失恋した話

今年は大好きだった彼氏を振りました

大好きなのに辛くて耐えられなくなりました

初めて会ったのはオーストラリアに語学留学している時でした

初めて会って、音楽好きなんだねって言われたときに

なんとなく直感で恋仲になりそうだなと思いました

東京の彼と私と大阪の友達とブラジル、コロンビア、サウジの友達で

仲良しグループになり

昼休みや週末はよく遊びました

彼は人前で鼻をほじるような男で

毎日キモイ。絶対付き合わないと思ってました

彼も彼で日本に彼女がいるようでした

私は私でイケメンブラジル人の人が気になってました

彼とは親友のように仲良くなって

彼と一緒にいると素の自分だし楽だなと思ってました

オーストラリア滞在も残り僅かとなり

３人で旅行することになりました

クラスが上のクラスになる度に

毎回ついてくのに必死だった私は

顔色が悪くなるほどストレスでいっぱいでした

その旅行は人生で初めてのバックパッカーの旅でした

見るもの、出会う人、全てがキラキラしてて

トラブルさえも楽しくて

あー。私、夢にみたオーストラリアにいるんだ！！！！

と幸せでいっぱいでした

大阪の友達の体調が悪くなり

私と彼はヌーサのビーチに

クッキーとコーヒーを持って

星空を見に行きました

海の音を聞きながらベンチに寝ころび

空一杯の星空をみました

「こんな星空みたことない」

二人で感動に包まれました

「寒くない？」

といって私の体をさすってくれました

携帯の待ち受けも彼女の写真なのに

大丈夫かな？と内心心配してました

最後に私たちはブリズベンのホステルに泊まりました

大阪の友達が寝てる中

彼は私の隣にきて

「すっごい変なこというけどさ。

俺、好きになったみたい」

そういってキスをしてきました

その時の私はえ！！！！彼女いるのにやばい！

だけど、嬉しいかもしれない

微妙な心境でした

後日、彼女と別れたから付き合ってほしい

といわれ、少し戸惑いましたが

付き合うことになりました

最初は彼が私にべったりでしたが、

だんだん私も彼のことがもっと好きになりました

帰国前に二人で旅行もしました

そして帰国後、私たちは大阪と東京で遠距離になりました

「必ず会いに行くから」

その言葉通り彼はたくさん会いに来てくれたし

私も会いに行きました

彼といると楽しいし、悩んだ時はいつも背中を押してくれるし

いつも完璧じゃなくてもお前は素敵だよ

といってくれる彼が大好きでした

彼がすごいところは

人に笑われても俺はこれが好きっていったり

好きなことに一生懸命打ち込んでいたり

人は見た目じゃないんだって教えてくれたり

俺はこう思う。って意見をはっきりいったり

店員さん・料金所のおじさんなんかにも

気さくに話しかけるような頑固で優しい人でした

彼はロックが大好きだったので

その話を一生懸命する彼もかわいくて好きでした

大学を卒業し、私はインドネシアにいくことになりました

彼は留学したためもう一年大学生をしていました

連絡は途切れ途切れでしたが

頑張って１年乗り越えました

帰国後一番に空港に迎えにきてくれ、

幸せでした

私が夢だった世界をバックパックで旅する！！！

っていったときも最終目的地のスペインにきてくれ

すごく愛されてる！！！と胸がいっぱいになりました

帰国後、私は日本での就職活動がうまくいかず

とりあえずアルバイトとして働くことになりました

彼は中学校で英語教師になりました

私の地元と東京でまた遠距離になりました

教員になった彼は土日も休みがなく

私たちは全く会えなくなりました

連絡も昔よりはなくなりました

やっと会えたのが年に１回の年末でした

久しぶりの彼と話すと

安心する反面

変わってしまったと思うこともありました

「今年はいつ会える？」

「わからない」

そういって彼はアメリカに留学している弟に会いに行ったり

男友達と沖縄にいったりしていました

１年に一回しか会えないのか

連絡も取れない

私とはどこにも行かないのに

内緒でアメリカにいったり沖縄にいったりしてる

結婚の話はしたことない

不安でいっぱいで

友達に相談するとみんな止めた方がいい

と口をそろえていいました

このままじゃわたしがもたない

「別れよう」

彼は聞いてくれませんでした

いつも都合のいい時は黙る人でした

私が彼に合わせてばかり。もう疲れた

私は彼の連絡先を全部消しました

胸の痛い日々が続いて

私はもう魅力的じゃないんだ

こんな自分が嫌いだ

と自責の念に駆られてます

でも一緒に～したいね！

といえるような未来はなかったから

これでいいんだと言い聞かせてます

これが私の失恋話です

私はかなり自己中ですし、友達からは

優しいからはっきり言わないとね

といわれるような人なので

自分もなおすことがいっぱいあります

大好きだったし

会いたかったし

寂しかった

もっと一緒にこんなことしたいねって話したかったし

昔みたいに数時間でもいいから会いたかった

昔に戻ってと何度も思ったけれど

人は変わってしまう

私も前に進むために変わらなきゃ

きっとまたいいことあるよね

彼にいいたい

たくさん大切なこと教えてくれてありがとう

あなたの欠点までも心から愛してました

写真をみると幸せだったなって未だに泣けてきます

たくさん幸せになってね

素敵な先生であってね

私は私で前に進めるように

自分を信じて頑張るね

ありがとう

終わり